愛の行方

猫が好き。
たまらなく好き。

好きすぎて好きすぎて、この世に存在するすべての猫が幸せに人生を全うできないのであれば、将来的には絶滅しちゃってほしいと願うくらいに好き。

この世から猫が消え、その愛らしい姿を愛でることができなくなるのは悲しいことだけれど、この世のどこかに辛い思いをする猫がたとえ一匹でも存在することのほうがはるかに悲しく耐え難い。

例えばドラマでも映画でも、小説でも漫画でも、つくりものと分かっていても、猫が悲しい目に合うのは心が痛く、張り裂けそう。

なので、今存在する猫たちがその寿命を幸福に終えて、猫の世界も少子化が進んで子孫数が徐々に先細りになって、やがて途絶えいくのがいい。
あくまでも自然に。

という話を友人にしたところ、
キテるねー!!
とコメントいただいたっけ。

えへ。

しかしこの考えの根底にあるのはただただ弱さだ。
それは嫌という程わかっているのよ。